2012年6月21日木曜日

盆太鼓で魅せるとはどういうことなのか… 30年の経験が魅せる新しい世界

鼓遊の頭のルーツは盆太鼓。盆太鼓に対する情熱は誰よりも高いというのがうちの頭です。それがゆえ、舐めた態度で稽古に臨んでいるといきなりキレますが、それは情熱がゆえのこと。ハンパな盆太鼓は叩かせるわけにはゆかないという、頭の思いがゆえのものです。その情熱は大太鼓を超えるものがあります。


現メンバーで盆太鼓がもっとも熱いのがこの二人。頭が以前所属していたチームでみっちり基礎を叩きこまれた二人、動きのキレのレベルが段違いです。頭があと20年若ければ、これで夏祭りは全部こなせるくらいの熱さです。鼓遊の現メンバーがもっていないキレがあり、夏祭りでの味は桁違いといえます。



頭が鼓遊に伝えた盆太鼓はそのあと鼓遊流に独自の進化を遂げ、かなり舞台色が強く、見た目が美しい方向へ変わっていきました。今鼓遊のメンバーが主に習っているのは鼓遊流の盆太鼓で、舞台映えするものになっています。このあたり、状況に応じて文化が変わる、日本流と言える遷移でしょう。常に美しさ、たくましさ、面白さを求め変わり続けるのは、日本文化の美徳であり特徴といえます。


鼓遊は他のチームの方とも交流が多く、本日は篠笛が天才級にうまい方の指導を、鼓遊稽古後の受けました。どうなってんすかね、彼の笛の美しさは。


太鼓だけ叩ければ良いというのは、音楽家としてどうなのかというのが鼓遊のスタイル。ほかの音楽を理解し、身につけた上での、和太鼓のあり方を考え、演奏するというのが我々のやり方です。この夏も、感動の渦に巻き込むべく、稽古にはげみます。イヨッ、ドドンッ