2012年8月1日水曜日

発声練習と琴調音

学生が夏季の長期休暇に入ったので、数回に渡って合宿を実施しています。本日の稽古は発声練習ほか定例の曲の稽古。和大鼓演奏に限らず、さまざまな楽器を使用する鼓遊の中で、声はとても重要なポジションにあります。そして、もっとも苦手とする学生が多いのもこの「声」です。


上は、寝転がって発声することで、口を使わずに腹を使って声を出す感覚をつかむ稽古です。空気を吸い込み、腹に力を入れて喉の奥から音を出す感覚を掴みます。こうすることで口元で音を作らないようにします。口元で音を作ると、潰れたような汚い音がでやすくなります。



琴は曲に合わせて調音します。琴は演奏中に琴柱(ことじ)がズレて音階が狂ってきますので、こまめに調整します。琴は弦をつまんで演奏もしますが、鼓遊の場合には細いバチを使って弾くように演奏します。