石崎幸治氏撮影
鼓遊の作る組曲は複数の和大鼓や楽器に、複数のメロディラインを用意して、それらの組み合わせで演奏します。ですので、演奏する前に参加できるメンバーに合わせて、「今日」は「誰」が「どの楽器・太鼓」で「どのパート」の「どのバージョン」を演奏するかを打ち合わせる必要があります。
いきなり初パートを与えられると、本番の最中に曲が途中で崩壊することがありますが、それでも誰かがフォローしてやり切るのが鼓遊流。演奏中に助け合う「和」の精神こそが木崎の真骨頂です。
転換も考えて、打ち合わせの間に曲の構成を変えることもありますし、つなぎに関しては最後の最後まで決まらないことがままあります。現場の状況を見ないと判断できないことが多いからです。
鼓遊の場合さらに状況を難しくしているのは、演奏者が成人から小学生まで多岐に渡るという点にあります。成人だけであれば2、3の言葉のやり取りで通じるものの、小学生となるとそうもいかないからです。構成図を導入したり、フィルベースのギミックを入れるなど工夫をしますが、まだまだこのあたりは改善の余地があります。
手づくり市民まつりの演奏を通じて、いろいろと得るところがありました。チャリティーコンサートまであと1ヶ月。稽古を加速させて最後の追い込みをかけます。
6月9日は駒澤学園の記念大講堂でお会いしましょう!
- 撮影
- 石崎幸治氏
- 問合せ先 鼓遊事務局 木崎
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