野田村と岩泉の追悼式に参加するために前日に小野旅館という宿に泊まりました。小野旅館は津波の影響をぎりぎり受けることがなかったとのことです。
旅館の前に大きな橋がかかっています。下の写真がそうです。津波がこの橋の1メートル下の高さまでやってきたそうです。想像を絶する津波が押し寄せてきたことが実感としてわかりました。
往路、宿に到着したのは夜でしたので気が付きませんでしたが、翌朝、海岸線沿いを走っていると、開けた土地に瓦礫が、文字通り山になっていることに大きな衝撃を覚えました。三陸鉄道の近辺です。テレビやネットで見る情報と、実際に目の当たりにするこの光景は、まるで別のもののようでした。震災から一年、やらなければならないことは、まったくなくなっていないのだと、痛感しました。
こうした中、日本人の粘り強さといったものを感じざるを得ませんでした。実際に参加できた団員が少なかったことが本当に悔やまれます。全員にこの現状を自分の体で体感してほしかったと思います。