2012年5月4日金曜日

締め太鼓 : 新締め上げ方法をご教授

締め太鼓はしばらく使っていると、締め縄が緩んできて低い音になってしまいます。締め太鼓は軽快に甲高い音が出たほうがよいことが多いので、低くなってきた場合には締め上げを実施することになります。

締め上げには相応の体力が必要です。通常は体が作りこまれた屈強な漢がマンツーセルで作業します。現在の鼓遊は成人未満が多く、現状のままでは締め上げを実施しにくい環境であることが、ひとつの問題になっています。


今回の第14回チャリティーコンサートで共演を予定している方が鼓遊道場に稽古に来たタイミングで、一人で締め太鼓を締め上げる方法を教えていただきました。現在、成人男子で締め上げが可能な人材がかなり希少なので、今回教えていただけたテクニックは、とても為になる技術でした。


上の画像は立て締めをする場合の固定方法です。


教えていただいきました方法で別の太鼓の締め上げを実施しましたが、締め上がる前に麻縄が切れてしまいました。すごい力で引きますので、縄が弱っていると途中で切れてしまいます。


こちらは4丁掛(5丁掛?)の締め太鼓を締めている様子です。1つ締め上げると汗をびっしょりかくくらい体力を消耗します。

今回、体に縄を巻きつけて締め上げる方法を教えていただきましたので、成人女性、ないしは、高校生以上の団員でも十分な締め上げを実施できそうです。

今後は締め上げ方法も含めてメンバーに技術を習得してもらい、太鼓のメンテナンスも含めて活動計画を立案することができそうです。ありがとうございました :)