2013年4月15日月曜日

新曲作り込み

鼓遊は和太鼓のチームとしては、新曲作りが多いチームといえるかと思います。もちろん、地域の伝統的な音楽も継承しますし、秩父屋台囃子をオマージュ、いや、屋台囃子の場合はリスペクトレベルで演奏しますけれども、そういったことをしつつも、常に新しい曲作りをしています。

曲はリズムだけではなく、演舞を含んでの表現です。道具も考案して作ります。





「この表現をするには、こうした動きが必要で、それにはこういった道具が必要になる」、結論がそこにいけば、すぐにでも作ります。作って試して評価する、ダメなら捨てる、表現への追求はこの繰り返しです。







こうした試行錯誤は、かならずしも、ものになるとは限らないんです。人知れず消えて行く曲もあります。

でも、それはそれでよいんです。考える過程で得たものはあり、結果として結果につながらなくても、それを作る過程で得たものはあるからです。「創」る姿勢を失わないこと、それでいて「守」る姿勢も失わないこと、これが「鼓遊」です。