2012年7月12日木曜日

若年層強化月間 : 先輩から豊富な経験に基づく稽古

現在鼓遊は今後の活動を加味し、若年層のレベルアップを今まで以上に実施することにしました。長らく鼓遊で稽古を積んできた先輩達から、小中学生へ個別の指導を実施しています。若年層はまだ体格的に基礎がおぼつかないので、指導も困難を極めます。


先輩方は長らく鼓遊で稽古を積んできただけあって、どういった指導をすれば相手が理解できるかをよくわかっています。指導は難しいもので、多くを言えばすべて消えていくし、少なければ相手が伸びません。適度な量の言葉を選んで、適切な情報だけを伝えるというスキルが必要になります。さすがに現在の鼓遊エース2名、若年層に適切な指導をしていきます。


本日の稽古だけでも見違えるように上達しました。ただし、次の稽古では忘れさってだいたい元に戻っているので、こうした取り組みを根気よく繰り返して底上げをはかっていきます。


太鼓は絶対に壊れない楽器ではなく、使っていくうちに皮が磨り減り、最後には破れてしまいます。下の写真はこれまで活躍してくれた担桶の破れてしまった太鼓の皮です。


最後の引導を渡したのは彼女でした(´ω`)


太鼓の皮は生き物の皮です。太鼓の胴も木を繰り抜いてつくります。生命をもとに作った太鼓です。壊れたら、これまでのことを思い出しながら感謝して笑顔でけじめをつけます。これが鼓遊流です :)