2012年8月6日月曜日

新曲稽古のようすと楽譜ソフトウェア

作曲の方法にはこれといった決まりがなく、作曲者がそれぞれの方法で作曲を進めます。イメージ先行で、そこから音を探してく方法であったり、ベーストラックを作成してそこから膨らましていくやり方、別の曲のトラックを一旦分解してオマージュして作っていくやり方などがあります。この部分は千差万別といえます。

今作っている曲のひとつは、イメージ先行から音を探していったもので、ある程度構成ができあがったところで総譜にまとめあげました。パートに演者を割り当てて、それぞれのパートを練習してもらいます。



和大鼓の楽譜についてはどういった書き方が読みやすいのか今でも工夫を続けていますが、今のところ4小節区切りの楽譜に仕上げるのが実際問題扱いやすいということがわかってきました。弱起は同じ段に入れず、別の段として書いたほうが区切りがわかりやすくなります。

楽譜の作成にはMuseScoreを使っています。オープンソースのソフトとしてはもっとも多機能で高性能です。楽器の種類に和大鼓はなく、いろいろ試してみた結果、楽器としてはメロディカを指定しておくのがなにかと扱いやすいことがわかりました。

使用する楽器が1つであれば5線譜は1本だけで使います。先の上を右手、下を左手と定めて音符を書きこんであります。組太鼓の場合、増えた楽器の分だけ表示する線を増やして同じように音符を書き込みます。こうしておくと音のみならず、右手左手のアクションについても楽譜に情報として記載することができます。